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37話 あどけない寝顔と、二度と手放さないと願う温もり

Auteur: みみっく
last update Dernière mise à jour: 2025-10-23 06:00:33

♢両親への報告と温かい食卓

 夜になり、悠真の両親が仕事から帰ってきた。玄関のドアが開く音がすると、ひよりは、悠真の服の裾をぎゅっと掴み、彼の後ろに隠れるように身を寄せた。その可愛らしい仕草に、悠真は思わず苦笑する。

「ただいまー」

 母の明るい声が聞こえ、リビングに両親の姿が現れた。二人は、悠真の隣にひよりがいるのを見て、驚いたように目を見開いた。

「あら、ひよりちゃん! 久しぶりねぇ!」

 母が、嬉しそうにひよりに駆け寄った。ひよりは、少し緊張した様子だったが、すぐににこやかに微笑んだ。悠真の両親は、ひよりが小学校からの幼馴染であるため、昔からよく知っていた。

 悠真は、意を決して両親に切り出した。

「あのさ、父さん、母さん……ひよりと、俺……付き合うことになったんだ」

 悠真の言葉に、両親は一瞬呆然としたが、すぐに満面の笑みを浮かべた。

「えぇ!? 本当!? まあ、それは嬉しいわね!」

 母は、手を叩いて喜び、ひよりの手をぎゅっと握りしめた。

「ひよりちゃん、悠真のこと、よろしくお願いね! 悠真も、ひよりちゃんを泣かせたら許さないわよ!」

 父も、満面の笑みで悠真の肩を叩いた。二人の喜ぶ姿を見て、悠真は心の底から安堵した。ひよりもまた、頬を赤く染めながらも、嬉しそうに微笑んでいた。

 夕食は、悠真の両親も交えて賑やかなものとなった。テーブルには、母が腕を振るったご馳走が並び、香ばしい匂いが食欲をそそる。ひよりは、母の手料理を一口食べるたびに「おいしい!」と目を輝かせ、両親も、ひよりの純粋な反応に、心から嬉しそうな表情を浮かべていた。

「ひよりちゃん、最近どうしてるの? 学校は楽しい?」

 母が優しく尋ねると、ひよりは、少し照れたように悠真に視線を送った。

「はい! おかげさまで、とっても楽しいです! 悠真くんと、色々なところに出かけたり、たくさんお話したり……毎日が充実してます!」

 ひよりは、そう言って、会えなかった期間を取り戻すみたい

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